
昨日、久しぶりに本屋巡りをしました。
面白い本に出会いました。
笑えるところが多々あり、声を抑えつつ読みました。
この著者の書き方は、へのへのもへじさん(id:i-shizukichi)のブログのような文体です。
著者の主張も、もへじさんと似ているようなとことがあります。
もへじさんには、読んでもらいたい。
もへじさんって誰?
あ、この人です。
橋本聖子と握手してる金髪のおじさんです。↓
そういえば、もへじさんからこんなコメントをいただいていました。
「明日消す記事」、僕がこのタイトルの記事を書いている時は、酔っ払っています。
だいたいは、好きな音楽のYouTubeを貼り付けているだけの記事です。
もへじさんのおっしゃる通り、独白的ですね。
言葉もなにもない、この曲聴け!って感じの記事ですよね。
でも、心ではこの曲に共感してもらいたいなぁ、っていう思いで投稿してます。
おっしゃるとおり、「消すからなんでも良いや」ってのは危険ですね。
めんどくさいことになるでしょう。
もへじさんの「明日消す記事」を楽しみにしています😄
話を元に戻します!
著者の田中泰延さんは、20数年間、電通のコピーライターを務め、現在は独立しています。
さすが、コピーライター。
どうりで、読ませる力がある面白い文章です。
文章術とありますが、具体的なテクニックなどは書かれていません。
どちらかというと、どんな心構え(マインド)で文章を書くのか?ということが書かれています。
本質論といった類の本です。
ある意味、この本は雑記ブロガー必須の本だと思いました。
SEO的なテクニック論は、一切書いていません。
田中さんが言いたいことは、本のタイトルそのものに尽きる。
そのタイトルに、僕があえて付け加えるなら、
ブロガーは自分が
読みたいことを、
書けばいい。
以下、Amazonより転載するので、ご一読願いたい。↓
「バズる記事を書きたい」
「ターゲットに刺さる文章を書きたい」
「自分の思いを読んでほしい」
そんな「技術」を学ぼうとする人は、
出発点から間違っている。
もっとシンプルに、
あなたが読みたいことを、
あなたに向けて書けばいいのだ。
事実の中に、あなただけの発見を見出し、
調べて、自分に向けて書く。
その結果、あなたは誰かとつながり、
人生が変わる。
電通コピーライターとして24年、
自分が読みたいものを書くために
退職して「青年失業家」へ。
Web記事500万PV超、
Twitterフォロワー46000人超。
多くの支持を得るwebライター初の著書。
書くことは、たった1人のベンチャー起業。
「自分が読みたいものを書く」ことで、
実際に「現実が変わる」のだ。
そんな話を始めたい。
【目次】
はじめに 自分のために書くということ -書いたのに読んでもらえないあなたへ
序章 なんのために書いたか
付録1 田中泰延が書いた記事10選
第1章 なにを書くのか 〜ブログやSNSで書いているあなたへ〜
その1 文書と文章は違うことを知っておく
その2 ネットで読まれている文章の9割は「随筆」
その3 書く文章の「分野」を知っておく
その4 定義をはっきりさせよう
その5 ことばを疑うことから始める
文章術コラム❶ 広告の書き方
第2章 だれに書くのか 〜「読者を想定」しているあなたへ〜
その1 ターゲットなど想定しなくていい
その2 だれかがもう書いているなら読み手でいよう
その3 承認欲求を満たすのに「書く」は割に合わない
その4 何を書いたかよりも誰が書いたか
その5 他人の人生を生きてはいけない
文章術コラム❷ 履歴書の書き方
第3章 どう書くのか 〜「つまらない人間」のあなたへ
その1 つまらない人間とは「自分の内面を語る人」
その2 物書きは「調べる」が9割9分5厘6毛
その3 一次資料に当たる
その4 どこで調べるか
その5 巨人の肩に乗る
その6 感動が中心になければ書く意味がない
その7 思考の過程を披露する
その8 「起承転結」でいい
文章術コラム❸ 書くために読むといい本
第4章 なぜ書くのか 〜生き方を変えたいあなたへ〜
その1 書くことは世界を狭くすることだ
その2 貨幣と言語は同じもの
その3 書くことはたった一人のベンチャー起業
その4 文字がそこへ連れてゆく
その5 書くことは生き方の問題である
付録2 田中泰延について書かれた記事5選+おまけ
おわりに いつ書くのか。どこで書くのか。引用:
田中さんは、文章を書くにあたり、ペルソナ設定は不要だと言っています。
広告代理店で働いているのであれば、コピーライティングする際、ターゲット設定をすると思うのですが。
読みやすい文章を書くためにもペルソナ設定したほうがいいのではないかと思うのですが。
田中さんが言うには、とにかく自分のために自分が読みたいと思う文章を書け、というでした。
自分が書いた文章を一番最初に読むのは自分だから。
なるほど、自分こそが自分の読者。
言われてみればそうです。
その一番初めの読者である自分が読みたい、と思う記事を書くということが大切なのかもしれません。
「書きたいことを書くのは素人だ」とアフィリエイターさんから聞いたことがあります。
もしかしたら、田中さん言いたいことはそれかな。
書きたいことをただ書くだけでは、自分さえ満足させてやれないかもしれない。
自分が読みたいと思う記事を意識して書けば、面白いと思う他人が一人でも二人でもいるかもしれない。
つまり、ペルソナは最大の読者である自分自身ということになります。
僕は、自分が知りたいことを調べ、調べたことをまとめる記事を書くのが好きです。
その文章を自分で読み返して、何かを付け加えたり、削ったりして何度も思考錯誤しながら、書き終えたときの充実感が好きです。
田中さんが言うには、そういう文章の方が面白いらしい。
自分自身が面白いと思えるものを書かないと、他人だって面白いと思ってくれない、そういうことを言いたいのかもしれない。
読みたいことを、書けばいい。
自分が読みたいことを書けばいい、たしかにそのとおりかもしれない。
僕はこのまま、はてなブログは超雑記スタイルで書き続け、WordPressで特化型サイトを運営するつもりです。
今回の田中さんの本は、「面白い記事を書きたい」雑記ブロガー向けだなって思いました。
ガチアフィ勢向けの本ではありませんが、「役に立つ記事」を面白く読ませる意識は、あってもいいかもしれない。
この本が向いているのは、「面白い記事」を書きたいけど、こんな記事書いてだいじょうぶかなぁって心配している人です。
そんな人を勇気づけさせてくれる内容でした。
論理的思考が強い人には、あまり合わないかもしれません。
なんか矛盾してねーか?って思うツッコミどころもありました。
僕もどちらかというと論理的思考が強い部類に入りますが、この本はとにかく笑えたので良かったです。
僕の個人的な見解ですが、「書き方」は「生き方」だと思います。
その人の「生き方」が「書き方」に出てきます。
「生き様」は「書き様」とでも言いましょうか。
文章や文体、行間。
漢字にするか、ひらがなにするか、カタカナにするか、そういう細かいところまで、その人の感性、最終的には生き方が滲み出てくる。
- お疲れ様
- おつかれさま
- オツカレサマ
全然、違うイメージ、受け取り方になります。
もちろん、前後の文脈もありますが。
「 自分がなぜブログを書くのか?」
その答えが、この本に書かれているかもしれません。
かもしれない・・・って、この本読んだんだよね?
いや、僕はまだ2章までしか読んでいない👅
それにしても、実に前置きが長い本でした。
1章、2章は、ほぼ前置きと言ってもよいでしょう。
何度も言いますが、まるで、もへじさんのようです。
たぶん、この本は3章からが本番です。
ということで、また、本屋に立ち読みしに行ってみます。
みなさんは、買ってくださいね😄
以上、2章までしか読んでいないプチ書評でした。
プチ書評家として、シリーズ化していきます。