【パクリ上等!】明日消す?いや消さないかも。でも消すかも。消さないかも。

以前、とある経営者と会合でお知り合いになり、互いに話がはずみ、二人で別のBARに移動しました。

楽しく飲んでいたのに、最後はケンカ分かれ。

理由は、ある一冊の本。

年配の経営者である、その人の話を聞いていて、初対面ではありましたが、聞いたことのある話だと思いました。

僕は、ビジネス書籍を片っ端から読んでいまして、大概のビジネス書は似たり寄ったりで、元をたどれば、大体同じところにたどり着きます。

それは、ときに思想家であったり、宗教家であったり、近代のビジネスパーソンだったりします。

で、その経営者の言ってることが、聞いたことのある話なので、ああ、これはあの人が書いてたことだな。

俺に語るな!って心で思いながら、付き合い始めました。

でも、知らなかったことにして、褒めてやるか、と思いました。

ところが、あまりに同じ主張をするもので、しびれをきらした僕は酔っていたせいもあり、思わず、本音を話しちゃいました。

別に悪気はないのですが、当人があまりにも類似した話を展開するものですから、素直に話しました。

 

その話、聞いたことがあります。

というか、読みました。

〇〇さんの書いた本があり、〇〇という本には同じ主張が書いてあります。

あの本の言いたいことは、こういうことで、あなたが言っていることと似ています。

もしかして、その本をご存知ではないでしょうか?

 

本人は、驚いていました。

僕は、やっぱり、受け売りか。

俺の目はごまかせんぞ。

そんな風に思っていた矢先、そいつは、ぶっちゃけました。

 

「それ、俺のペンネームで書いた本なんだ。読んでくれたいてのは嬉しいけど、本音で書いていないんだ。仕事で頼まれて書いただけ。ただ、俺は売れる本を書いただけ。対象者が感動するように書いただけ。俺の本意じゃないんだ。だから、嬉しくないよ」

 

寂しそうな顔をして、そいつは、帰っていきました。

それ以来、そいつとは会っていません。

でも、そんなことありえるでしょうか?

本は一日に200冊新刊が出ています。

年間、7万冊以上出版されています。

知らない人とたまたま会合であって、たまたま著者だったってこと、ありえますか?

 

その経営者に連絡をとっても、もう僕とは会いたくないらしく、電話に出てくれません。

本当だったのか、それともパクったのを見抜かれて、もう会いたくないのか、わかりませんが、まあ、そこで終わる関係性だったのでしょう。

 

似ている、パクる、パクられる。

学ぶの語源は、真似ぶ。

オリジナルと呼ばれるものなど、この世には一切ありません。

誰もが誰かの影響を受けて、創作するものであり、誰かの受け売りであり、気づいていないにしてもどこかで影響を受けています。

そもそも論として、著作権なんてものを作った人間は愚かだと僕は思っています。

僕は、自分の記事をパクられてもいいし、その考えは誰かと同じだ、と言われてもいい。

自分がそこに存在している時点で、誰かのパクリなんです。

独自性というものは、際立ったモノやキャラクターのことを指しているだけであり、この世に存在しなかった唯一のモノを指している訳ではありません。

パクる。

パクられる。

この事を主張している人がずっと昔から多くて、ウンザリです。

JASRACとか著作権団体が、悪の根源だなって思います。

もっと自由にやろうよ。

クリエイティブ・コモンズでいいじゃない。

オープンソースでいいじゃない。

金儲けのために、自分の利益を守るために、ガチガチで守る?

最たるものが「断捨離」っていう言葉。

人間の器がいかに小さいか、分かる事例ですわな。

 


生活の柄ー高田渡

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