今日、部下が私の元に「ちょっといいですか?」と声をかけてきました。

私は、就職氷河期世代、バブル未経験、ロストジェネレーション世代、あと66年で消滅するであろう秋田県で働くサラリーマンです。

数名、部下を持っている立場の人間です。

そりゃ、そーだよね、40代だったら、それぐらいのポジションだよね。

で、部下が「ちょっといいですか?」って声かけて来たわけですよ。

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「おう。なに?ちょっと待って」

 

部下

「はい」

 

某プロジェクトの企画書を作っていたんですが、予算案が出来上がったところで、手を休めました。

部下と会議室に移動しました。

 

「で、なに?案件の相談事?」

 

部下

「いえ、そのぉ、なんていうか、その」

 

あ、この展開。

ヤバイパターンやんけ。

フラグがたっとるわ(^_^;)

聞きたくない。

俺は次の一言が聞きたくないぞ!

やめてくれ、私にそのセリフを聞かせないでくれ。

頼む、聞きたくない。

私の業務が増えてしまう。

ただでさえ、ブログ更新とツイッターで忙しいんだよ、私は!

君のそのセリフにかまってる暇などないんだ。

プライムデー記事がグーグル砲を浴びているし、リライト作業も考えなくちゃいけない。

プライムデーが終わってからにしてくれ。

頼む。

一年に一度のAmazonプライムデーなんだ!

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部下

「会社をやめさせてください」

 

出たよ、出たよ。

秋田の有効求人倍率1.5倍を考慮しての発言か!?

どんだけ、人材探しが大変だと思ってるんだよ。

マジで!

ハローワークはもちろん、転職エージェントに相談しても、ウチみたいな零細企業には誰もひっかかってくれないんだよぉ!

君にその気持が分かるというのか!?

ええ?おい!

これは、私の心の中の声ですよ(^_^;)

昨今は、こんなこと言ったら、録音されてパワハラになっちゃいますからねぇ。 

 

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「お、いきなりだな。どうした?どうした?」

 

もちろん余裕を見せて、まずは悩んでいることを聞く。

私のカウンセリング能力の腕のみせどころだ!

まだまだ諦めないぞ!

そう!プライムデー記事が一発目不発でも、めげずに二発目投下してグーグル砲を浴びたんだから。

諦めない心が私にはある。

がんばれ、俺!

 

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部下

「実は、もう疲れちゃって。ウチの会社残業多いじゃないですか。妻からも文句言われるんですよね。娘と遊ぶ時間もほしいし。もうちょっとゆっくり仕事がしたいんです。急な話で申し訳ないんですが、来月いっぱいで辞めさせてください」

 

もうこの時点で、転職先は決まってる。

王道の会社辞めるパターンだ。

諦めないぞ、諦めないぞ。

修行だ、修行だ。

これは、神はクリアできない問題など私に与えたりしない。

なあ、グーグル神よ!

 

「そっかぁ。わかる、わかるよ君の気持ち。よし、わかった!君の残業を減らそうじゃないか。部門長として、精一杯の働き方改革を断行していくよ。神に誓う。だから、せめて3ヶ月だけ待ってくれないか。それでダメなら、その時はすぐに辞めてもいいから。頼む。君くらい優秀な人材を探すには3ヶ月は時間が必要なんだ。勝手なお願いかもしれないけど、3ヶ月だけ待ってくれないだろうか?」

 

どうだ、まずは退職する期間を引き伸ばす作戦だ。

これが、功を奏せれば、万々歳。

私の勝利と言っても過言ではない。

れいわ新選組が2議席獲得するレベルの大勝利だといってもいいだろう。

どうだ!?

 

部下

「いや、あのぉ、申し上げにくいんですが、そのぉ、なんていうか、次の仕事が決まってるんですよ。ほんと、すみません。再来月から働く約束をしていまして。だから、来月いっぱいで辞めさせてください」

 

やっぱりね(泣)

そりゃ、そうだよね、転職先決まってなかったら、辞めるって言い出さないもんね。

ふぅ。

 

「そっかぁ。もう決まっちゃってるんだ。ちなみにどこの会社?」

 

せめて転職先の会社が分かれば、その会社のブラック情報を調査して、部下にデメリットのみを伝え、当社の優位性を再度示すことができる。

ここで、会社名さえ引き出せれば。

もっとフランクな会話で油断させてやるぞ。

 

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部下

「すみません。それは言えないです。本当に申し訳ないのですが、来月いっぱいで辞めさせてください」

 

「参考までに聞かせてもらいたいんだけど、ウチの会社の何がよくなかったんだろう?社長には言わないから、僕だけに教えてくれないかな?僕も上司として、反省すべき点があったと思うんだ。こんなことになってしまったのは僕の責任でもある。ウチの会社の何が悪かったのかな?」

 

部下

「いや、部門長は悪くありません。部門長は僕たちのために一生懸命サポートしてくれましたし、今でも尊敬しています。本当に仕事熱心で休日出勤も積極的ですし、僕がクライアントに怒られたときも、僕を叱らずに部門長が先頭に立って、カバーしてくれました。あの御恩は忘れません。ただ、この会社の体質がなんていうかブラックです。残業も多いし、休日出勤も多い。そんなのどこの会社でも当たり前かもしれないけど、ちょっと疲れちゃったんです。たぶん、僕は他の人よりも体力も精神力も弱いのかもしれません。部門長には本当に申し訳ないと思っています。すみません」

 

ホッ。

とりあえず、俺のことは悪く思ってないみたいだな、コイツ。

最近の掲示板は、実名でブラックだのパワハラだの書かれちゃうからなぁ。

俺は、大丈夫そうだ。

悪いのは、会社の体質ってことになってる。

よし、俺も会社批判に徹し、コイツに同調してみよう。

さらなる共感を得る作戦だ。

 

「そうかぁ。君にそんなことを言ってもらえて僕はうれしいよ。本当にありがとう。たしかに、君のいうとおり、当社の体質は悪い。悪いというより古い。昭和の考え方だし、昭和の体質っていう感じだよね。でも、それが取引様に評価をいただいてこの会社が存続していることも事実だ。その昭和の体質を私が先頭になって改革していこうじゃないか。君には、私をぜひ補佐してほしい。君が補佐してくれたら、私は社長に直談判する。だから、3ヶ月だけ私に時間をもらえないだろうか?」

 

どうだ、どうだ、同調し、共感をもらい、君が尊敬する私を助けたいという気持ちにさせる。

そして、社長に直談判をするという宣言で、強気リーダー、改革のリーダーとして若者を牽引しようじゃないか。

情に訴えかけるんだ。

そして、自らが変革者となり、ビジョンを示し、みんなを引っ張っていく。

そう、あの山本太郎みたいに。

君も俺についてきたいだろ?

どうだい?

 

部下

「いや、すみません。相変わらず部門長らしいっていうか、ずっと熱い人ですよね。なんていうか、褒め言葉なんですけど、松岡修造みたいな人だなっていつも思います。本当にすみませんが、退職させてください」

 

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ダメだ、こりゃ。

もう俺の手には負えない。

ここから先は値段交渉しかない。

俺にはその権限が無い。

社長に電話しよう。

 

「君の気持ちはよくわかった。社長に報告せねばならないから、一旦保留にさせてくれないか。今日中に連絡する。約束する」

 

こういう場合は、時間をおいちゃいけないんだ。

とにかく先手先手で問題解決していかないと、ダメ。

時間が経てば経つほど、部下から信頼が失われ、会社を辞める決心は固くなる。

 そのためには、時間をおかずに即行動だ。

 

部下

「わかりました。では、連絡待っています。お時間いただき、ありがとうございました」 

 

部下は、会議室から退席しました。

今、東京の経営セミナーに行ってる社長に即入電!

ウチの会社の社長は、電話にスグ出るタイプ。

足で稼ぐ、不在着信があれば、即電話する人。

メールは苦手。

もちろんLINEやFacebookメッセンジャーなんてやってない。

 

「もしもし。社長、報告と相談です。実は、部下の◯◯が会社をやめたいと言いだしました。さんざん説得したのですが、次の会社が決まっているようです。私の管理が不行き届きでした。大変申し訳ございません。なんか手立てがありますでしょうか?私には彼を引き止めるだけのアイデアが浮かびません」

 

ふ。

最後の手段は、金しかないんだよ。

金しか。

すぐに俺が賃金アップのことを切り出したら、きっと社長は

「君はそれしか手段が浮かばないのか。情けない。もっと部下の気持ちを汲み取ってみろ。解決策が見つかるかもしれないぞ。すぐに安易な手段をやろうとするんじゃない。私が若い頃はなぁ・・・」

と、延々と長い話をしてくるに決まってる。

俺は過去の経験から学んでいるのさ。

合理主義者だからな。

無駄な会話を切り捨てるのさ。

だからこそ、あえて、俺は社長にへりくだり、社長から直々にアイデアをいただくっていう手ハズ。

さあ、言え!社長!賃金アップするしかないと。

お前にはそれぐらいのアイデアしかないだろう?

どうだ。

 

社長

「いやいや、君のせいだけでもあるまい。次の会社が決まっているのだったら、しょうがない。そうだな、どうしようか。ここは彼の給与をアップする交渉でどうだろう?とりあえず5万円アップで交渉してみてくれないか?」

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 予想どおりの答えだった。

というか、この場合、それしか手立てがない。

社長から俺の評価は落ちないし、社長の長話も聞かずに済む。

早く済ませて、ブログの続きを書こう。

ていうか、これネタになるんじゃね!?

なるわ、なるわ、この出来事、詳細に覚えとこう。

たしか、はてなの新着って「退職エントリー」よくピックアップされてるもんな。

よしよし、いいネタができたぜぃ。

さ、社長から、5万円アップの承諾を得ることができたから、部下を呼ぼうっと。

 

「さすがですね、社長!私には思いつきませんでした。勉強になりました。ありがとうございます。すぐに、部下◯◯を呼んで、社長から良い提案があった旨を伝えてみます。貴重なお時間をいただき、ありがとうございました」

 

社長

「いやいや、なんのことはない。また報告してくれ。君にはいつも苦労かけて、すまんのぅ」

 

「とんでもございません!これからもがんばります。まずはこの自体を打開すべく行動に移します。それでは失礼します」

 

社長は電話を切るのが遅い。

絶対に相手が電話を切ってから、電話を切るタイプだ。

それが、社長の顧客に対する姿勢だ。

社長は誰に対しても、その姿勢を崩さない。

そして、勉強家だ。

だから、暇があれば、経営セミナーに出かけている。

ウチの会社は体質は古いが、社長の思い、社員への気配り、顧客への気配り、その点においては、レベルが高いと俺は思う。

ただし、体質は古い。

この体質の古さに、若手社員、特に優秀な社員は辞めていく。

しょうがない。

昭和、平成、今は令和だ。

もう時代は変わっているのだ。

古い体質が全て悪いわけではない。

人情深いというか、義理に厚いというか、良い面がたくさんある。

俺だって、昭和生まれさ。

昔は、その日に飲みに行こうって言われれば「もちろん、よろこんで!」と返していたさ。

それに比べて、今の若者はどうだい?

さあ、がんばろうぜ!

おっと、エレカシの歌が聞きたくなってきたぜ、40代〜♫


エレファントカシマシ - 俺たちの明日

 

ふぅ。

宮本浩次でエナジーチャージ完了!

俺は、部下を呼びに行った。

再び、会議室でふたり。

 

「社長に報告しました。で、社長から提案がありました。もし、君が当社に残ってくれたら、君の給与を来月から5万円アップするそうです。お金で釣ってるみたいで、申し訳ないけど、どうだろうか?もうすこしこの会社で働いてみてはもらえないだろうか?私は、働き方改革を社長に交渉してみるから。そして、君の給与は5万円アップする。来月から君の仕事は楽しくなりそうじゃないか?どうだい?」

 

プロのアフィリエイターは、メリットしか書かない。

メリットとデメリット両方を書いてるようじゃ、そいつは素人アフィリエイター。

当然、俺は、部下にはメリットしか伝えない。

そして、部下の未来は明るいぞ、という希望を持たせるのさ。

これが、最後の手段だ。

これで、ダメなら、もう諦めよう。

時間は有限に使わなきゃいけない。

損切りだ。

 

部下

「社長に交渉していただき、ありがとうございます。5万円も給与アップだなんて、本当にありがとうございます。でも、すみません。給与だけのもんだいじゃないんです。正直、次の会社よりも、今ご提案いただいた金額の方が給料は高いです。ありがたい評価だと思います。それでも、やっぱり働き方の問題なんです。次の会社は、経営者が若い人で、起業したばかりの会社なんです。だから、僕がそこでうまくいくかどうかは正直、わかりません。でも、challengeしてみたいんです。新しい働き方に」

 

チーン。

はい、終了。

お手上げです。

無理パターンですわ。

起業家の会社に行くって言う若者。

コイツを引き戻すには無理ゲーすぎるわ。

そういうヤツは、起業家に対して妙なワクワク感を抱いている。

古い体質の会社は、そういうヤツの心は変えられないのさ。

そういうやつを引き止めるよりも、自分、つまり会社が変わらないとダメなのさ。

これからこういうやつら、多くなるんだろうなぁ。

てことで、部門長としての私の次の仕事は、人材探しです。

とりあえず、てっとり早く第二新卒あたりにターゲット絞るか。

ハローワークじゃ、クソしか集まらんし。

なんなら、フリーターでも良いわ。

転職エージェントに相談だな。 

 

勘のいい方なら、お気づきになりましたよね?

記事タイトルの、『サラリーマンが手っ取り早く給料を上げる唯一の方法。』

答えはカンタンです。

社長に「会社を辞める」って言うことです。

 

この場合しか、会社は給料を上げてくれません。

それ以外で、給料を上げる方法を知っていたら、私に教えてください。

私の給料を上げたいので😁

なので、私もそろそろ嘘のヘッドハント情報を社長に流す予定です。

そしたら、間違いなく給料はアップしますので。

人材難の日本社会、特にこのクソ田舎の秋田では、「会社やめます」が、手っ取り早く賃金アップにつながります。

バイトでもパートでも、そう。

もし、それであっさり切られたら、それはあなたの実力ってこと。

しょうがありません。

でも、この人材難の時代、そうカンタンに切られませんよ。

社長は強者でしょう。

あなたは、弱者でしょう。

弱者には弱者の戦略があります。

それは、「会社をやめます」通達です。

あなたのその通達は、内閣総理大臣の伝家の宝刀「解散権」と意味同じくするものであります。

いや、ちょっと違うか。ま、いっか。

とにかく人手不足のこの時代に「会社を辞める」と言われたら、もう大変なのよ。

マジで、私はこれから大変です。

忙しくなることは間違いないので、ブログ更新もなかなかできなくなるかもしれません。

ああ、てぇへんだ、てぇへんだ。

誰か、人材が手っ取り早く集まる方法を教えてくれぃ😭

ていうか、僕が転職すりゃいいのかな?

そうすりゃ、この問題は解決するかもな(^_^;)

 

 

 

😃次の話はこちらです↓

 

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