【アルバイト失敗談】交通量調査で25,000円もらう予定が、最終的に4千円しかもらえなかった理由とは?😫

令和の働き方

今日は、若者たちに俺から熱いメッセージを贈るためにこの記事を書いた。

ぜひ、若者たちには、俺の失敗を教訓にしてほしい。

なまけものさんが、精神的に楽なバイトの候補として「交通量調査」のアルバイトを紹介していた。

たしかに、交通量調査は、精神的に楽なバイトであることは事実だ。

俺もやったことがあるからよくわかる。

 

しかし、俺は自分の経験から、安易に交通量調査のバイトをする若者に、気をつけてもらいたいことがある。

それは、バイトの休憩時間だ。

バイトの休憩時間には、罠がある。

そのトラップにひっかかってしまわぬよう、俺の学生時代の記憶を振り返り、話を進めていく。

 

さかのぼること、今から20数年前の東京。

俺は、学生だった。

「あの頃の俺」は「今40半ばの俺」とは違い、きらめいていた。

それにしても、女子からモテたなぁ・・・。

タイムスリップしてくれないかなぁ😥

ま、そのハナシはおいておく。

 

俺は、勉強よりも賭け事が大好きだった。

仲間と、パチンコ屋のモーニングに並ぶ日々。

新台入替には、午前1時から並ぶことは俺らギャンブラーの鉄則。

パチンコ、スロット、麻雀、競馬に明け暮れていた。

女の子たちとの合コンも楽しかったけど、学生時代の思い出といえば、俺の中では、ギャンブルがメインコンテンツだ。

若かりし頃の俺は、恥ずかしながら、「ギャンブルをやってる自分がカッコいい」とさえ思っていた。

今となっては、甚だしい勘違いだと思う。

 

収支として、パチンコ、スロット、競馬はトータルでマイナス。

公営ギャンブルは、勝てなかった。

麻雀は、人間が相手なので、当時の俺は、めちゃくちゃ勝っていた。

麻雀の場合は、運だけでなく、いかにブラフをかけて、相手に降ろさせることができるか、という有効的な戦術がある。

要はハッタリだ。

相手の、目の動きや雰囲気から手の内のスピードを図ることができる。

他のギャンブルと違って、そこが一番おもしろい。

だから、日々、仲間と打ったり、フリー雀荘で知らない人と打ったりしていた。

とにかく、当時の俺は、ギャンブルにのめり込んでいたんだ。

あ、これ20年以上の前だから、逮捕しないでね(^_^;)

 


蛭子の論語 自由に生きるためのヒント (角川新書)

 

公営ギャンブルの負けが続くと、生活は苦しくなる。

そこをなんとか麻雀で埋め合わせしていたんだが、毎月プラス収支の訳でもなく。

毎月、結構ギリギリのラインで生活をしていた。

ときに、友人に金を借りたり、俺が貸したり。

夜は、BARでバイトをしていた。

カクテルを作ったり、厨房を手伝ったりした。

親からもらう仕送りとBARでのアルバイトで一ヶ月の生活費を賄っていた。

 

ギャンブルの負けが続くと、月末は当然ピンチになる。

こりゃ、何か一発で稼げるバイトをしなきゃ、いけねぇなって思うわけ。

時代が今だったら、ガッツリとアフィで稼ぐことを考えるんだろうなぁ。

あ〜、毎週、「Amazonプライムデー」やってくれないかなぁ・・・(^_^;)

あの当時は、ネットでアフィリエイトして稼ぐなんてことは、全く無かったわけで。

 

金を稼ぐなら、バイト雑誌を買って、リアルで稼ぐしか手段は無かった。

当時は、バイト雑誌のフロム・エーがあった。

今は、ネットしかないのかな?

当時は、インターネットがようやく普及し始めたぐらい。

モデムの速度が、28.8〜33.6kbps ぐらいの速さだった。

最近の若者には❓❓❓のハナシだよな。

とにかく、インターネットのスピードが遅いってこと。

現代のように、ネットを活用してバイトに応募することは出来ない。

そういうインフラは整ってなかったんだ。

バイト雑誌といえば、フロム・エーのほかには、an(アン)ぐらいかな。

東京でバイトをするためには、コンビニか本屋に行って、バイト雑誌を買うしかなかった。

 

まだ月半ば過ぎにも関わらず、持ち金が底をつきそうな状態の俺。

当然、短期、それも1日で大金を稼げるバイトを探すわけ。

当時も今も、俺の性格は変わってないのかもしれない。

だって、「Amazonプライムデー1記事」で2万円、稼いだのだから。

その2万円で思い出したのが、20数年前にやった交通量調査のアルバイト。

俺が応募した「交通量調査」のバイト代は、25,000円だった。

こんなバイトね↓

 

 

俺がやった交通量調査は、20時間勤務で25,000円だった。

13:00(午後1時)〜33:00(翌朝8時)の20時間で2万5千円。

交通量調査って、座って、車の種類を見極めて、ポチポチとカウンター押すだけなのよ。

しかも、3時間やったら、1時間休憩なの。

だから、実質の労働は16時間。

 

25000円 ÷ 16時間 = 時給1562円!!(゚∀゚)

 

神じゃね?って思ったよ。

休憩時間が4時間もあるし。

まあ、この休憩時間が多すぎることが、最悪すぎる結果を生むことになるのだが・・・

 

スケジュールは、こんな感じ。

  • 13:00〜16:00 交通量調査
  •  ①16:00〜17:00 休憩
  • 17:00〜20:00 交通量調査
  •  ②20:00〜21:00 休憩
  • 21:00〜24:00 交通量調査
  •  ③0:00〜1:00 休憩
  • 1:00〜4:00 交通量調査
  •  ④4:00〜5:00 休憩
  • 5:00〜8:00 交通量調査

 

めっちゃ簡単で楽なアルバイト。

コンビニ店員とかやるよりだったら、遥かに楽で儲かるバイト。

今風にいえば、コスパ良しってやつだ。

1日で25,000円、現金即支払い、これは助かる!

俺は、なんの迷いもなく、速攻で募集している派遣会社に電話をした。

たしか、書類選考だけだったのような気がする。

いとも簡単に、交通量調査のアルバイトに合格した。

 

当日、俺が配置された場所は、江戸川区の船堀だった。

たしか、船堀街道だったはず。

こんな感じの場所だったなぁ。

20年以上前だから、だいぶ変わってるはずだけど。

パチンコ屋が近くにあってさぁ。

 

 

交通量調査は、4人一組で3班体制。

その3班で、時間をずらしながら、やっていた。

ウチの班長は、40半ばのオヤジだった。

ほんと、これ、嘘じゃないんど、カイジからスピンアウトした漫画のハンチョウに、似ていたなぁ。

そっくりだった。

こんな、感じの人だった。

 


1日外出録ハンチョウ(1) (ヤングマガジンコミックス)

 

班長はベテランの交通量調査員だった。

40代半ば、現在の俺と同い年ぐらい。

ニコニコしている人の良さそうな人物だった。

こりゃ、安心できそうだ。

若い俺には、人を見る目がない。

そんな若い俺は、バイトが終了した直後に大人の怖さを知るのだが・・・。

他のメンツは三好と前田っていう、俺とタメぐらいのやつ。

俺を含め3人の若者は、交通量調査のバイトは、今回が初めてだった。

 

班長

「ほう、君らみんな、新人さんやな。よろしゅうな」

 

魁太郎

「太郎って言います。交通量調査は、初めてですが、がんばりますので、よろしくおねがいします!」

 

班長

「おう。ワシのことは、班長って呼んでくれな」

 

魁太郎

「はい、明日の朝までよろしくおねがいします、班長!」

 

各自、持ち場につき、交通量調査が始まった。

座ったままで、カウンターをカチカチ押すだけの作業。

1時間も経てば、つまらなくなってくる。

単純作業。

車の種類を見極めて、それぞれのカウンターをカチカチ。

2時間経ち、しだいに飽きてきた。

あー、つまらん。

これが、明日の朝まで続くのか・・・って考えたら、時間がとても長く感じられた。

10月初旬ということもあり、天気もよく、クソ暑かった。

アスファルトの照り返しもキツイ。

汗ダラダラで、単純作業を俺たちはこなしていた。

開始から3時間が経ち、1回目の休憩時間になった。

 

16:00

 

班長が近づいてきた。

 

班長

「あんちゃん、ほな、休憩や。慣れんから疲れたやろ?レイコーでも飲みいこか?目の前にパチンコ屋があるやろ。クーラー、ガンガン効いとるから涼しくていいで」

 

魁太郎

「そうですね、ちょっと汗ダラダラでキツイっす。涼しいところで休憩したいです」

 

班長は、目の前にあるパチンコ屋に俺たち3人を連れて行った。

ちなみに、前田と、三好と、俺。↓


賭博堕天録 カイジ 1 賭博堕天録カイジ

 

冷房がガンガン効いているパチンコ屋の店内。

日差しの強い外とは違い、ここは天国だ。

持参の小奇麗なタオルで汗を拭う班長。

三好が自動販売機でアイスコーヒーを4本買ってきた。

喉がカラカラだった俺たちは、アイスコーヒーを一気にグビグビと飲み干した。

 

班長

「かぁーーーーっ!最高やな、レイコー、旨いわー。労働の後のレイコーはたまらんなぁ。な、カイジくん、そうは思わんか?」

 

魁太郎

「そうですね、10月とはいえ、この暑さですからねぇ」

 

班長

「いや、それでも夜は寒いんよ。カイジくん、上着は持ってきていないのかい?」

 

魁太郎

「あー、持ってきてないです。若いから大丈夫ッスよ」

 

班長

「おお、そうか、そうか。うらやましいなぁ、若いって。さて、休憩は残り50分か。長いなぁ。どうしようかな~」

 

魁太郎

「俺、外に出たくないっす。ここでまったりしていいスカ?」

 

班長

「うーん、それもいいけどやな・・・」

 

なぜか、ニヤリとする班長。

何か企んでる顔つきだった。

 

班長

「あれ、やる?やっちゃう?」

 

魁太郎

「え?何をやるんですか?」

 

班長

「あれだよ、あれ。パチンコだよ」

 

まさかのベテラン班長、何を思ったのか、バイト中にパチンコをやると言い出したのだ。

いや、それ、マズイだろ。

上の人に見つかったら、バイト代もらえないんじゃないの!?

俺がいくらパチンコが好きだとはいえ、25,000円をフイにしたくはない。

俺は苦笑いしながら、

 

魁太郎

「いや、班長、それはさすがに、マズイですよ。僕ら、バイト代もらえなくなっちゃいますよ。勘弁してください」

 

班長

「いや、大丈夫やて。上のやつらは、バイト中、1回見回りに来るかどうかや。やつら、まわって来やせんよ。バレることはない、ない。このバイトのベテランが言うとるんや。任せてくれや」

 

三好

「カイジさん、ベテランの班長が、言ってくださってるんです。ここはやってみましょうよ」

 

前田

「そうですよ、カイジさん。僕もバイト中、目の前にパチンコ屋があるから、やりたくてしょうがなかったですよ。ここは、班長に乗りましょう」

 

おいおい、こいつら、人間のクズみたいなやつらだな。

アルバイト中にパチンコって・・・。

バカなんじゃないのか?

大体、お前ら、俺と同じで金が無いから、このバイトに来てるんじゃないのか?

俺だって、今、所持金、ギャンブル仲間から借りた1万円しかないぞ。

それ、明日、返す約束してるんだよ。

やれるわけないだろうが。

 

魁太郎

「三好くんと前田くんは所持金あるの?」

 

三好

「いや、3000円です」

 

前田

「僕は、2000円あります」

 

馬鹿か?

こいつら、所持金それだけしかないのに、バイト中にパチンコやるってのか?

しかも、連チャンした日にはどうすんだよ?

50分しか時間ないんだぞ。

その時、班長が動いた。

 

班長

「まあまあ、三好くんと前田くんには、ワシが貸したるさかい。もし、負けても明日の朝、バイト代もらったら、返してもらえばいいから」

 

班長はポケットから財布を取り出し、三好と前田に1万円ずつ渡した。

俺は、所持金1万円があるから班長から借りなかった、そのときは。

 

班長

「さあ、早くやっちまって、一発フィーバーさせてサクッとバイトに戻ろう」

 

俺は、班長と三好、前田のノリに流された。

しょうがなく、俺も付き合ってしまった。

4人並んで、パチンコ台「CR花満開」の前に座った。

前田、三好、俺、班長。

1000円、2000円、3000円・・・。

リーチはかかるもののフィーバーなし。

三好も前田も出る気配がない。

 

 

そのときだった。

班長の台にスーパーリーチ。

 

班長

「来い、来い!来たれーや!」

 

班長は、見事に3000円でフィーバーを当てた。

その後、1連チャンで終了。

俺たち3人は、わずか40分ちょっとで1万円をすってしまった。

 

班長

「カイジくん、まあ、そう気を落とすな。まだ、始まったばかりや。さ、休憩時間も終わりや、バイトに戻ろうや」

 

俺たち3人は、肩を落としていた。

何しに来たんだろ?

 

17:00

バイト再開。

あたりは、夕暮れ。

暑さはやわらいでいた。

カチカチ。

カチカチ。

単純作業を繰り返す、交通量調査。

やがて、3時間が経過し、休憩時間となった。

 

20:00

 

班長

「カイジくん、リベンジや。三好くんも前田くんも、リベンジやで」

 

魁太郎

「 いや、俺はもういいです。勘弁してください。お金も無いので」

 

班長

「貸すって。任せとき」

 

強引に、俺たち3人に1万円を渡す班長。

その強引さに流される若いクズな俺たち。

 

三好

「ここは、取り返しましょう!カイジさん!ここで、諦めちゃいけません」

 

(´Д`)ハァ…、ホント、クズやな。

俺もこいつらも。

そうは思いつつも、ギャンブラーの血が騒ぐ。

結局、またやってしまった。

そして、運の流れは変わらず、またしても、40分で1万円をすっちまった。

班長は2000円で一回フィーバーした。

連チャンはしなかった。

俺、友達から借りた金▲1万円、班長から借りた金▲1万円。

三好、前田、それぞれ班長から借りた金▲2万円。

 

21:00

2回目の休憩終了。

交通量調査、開始。

 

0:00

3回目の休憩。

腹が減った。

 

班長

「君ら、お金無いやろ?カップラーメン、ワシが奢ったるわ」

 

班長は、近くのコンビニで130円のカップラーメンを俺たちに奢ってくれた。

パチンコに俺たちを付き合わせて、自分だけ勝ってしまったから、申し訳ないと思ったんだろう・・・と思った。

しかし、それが、そうでもなかった。

それは、最後にわかる。

カップラーメンを食べて、再び、バイトに戻った。 

10月初旬の東京の夜は、ちょっと肌寒かった。

班長のいうとおり、上着が必要だった。

 

寒さに耐えながらも、やがて、夜が明けて、バイトの終了時間8時になった。

上の人たちは、最後まで結局、見回りにこなかった。

8時過ぎ、派遣会社の上の人が、オレたちにバイト代を私にやってきた。


カイジ ザ・コレクション カイジの黒服 [2.黒服(細形)ポーズ:拍手](単品)

 

派遣会社の人

「おつかれさまです〜。長時間、疲れましたよねぇ。ありがとうございました。これ、バイト代です」

 

バイト代、25,000円を俺たちはもらった。

班長からお金を借りていたので、俺たちは、班長にお金を返した。

俺は、1万円。

三好と前田は2万円ずつ。

 

(´Д`)ハァ…、結局、俺の手元に残ったのは15,000円。

しかも、今日、これからギャンブル仲間に1万円返さなくちゃいけない。

だから、俺の手元には5,000円しか残らない。

2万円を班長から借りていた三好と前田も同じ5,000円。

なんのための19時間のバイトだったんだろうか。

悲壮感に打ちひしがれていた、俺たちに班長が言った一言。

 

班長

「あれ?ちょっと足りないなあ。カイジくんには1万円貸したよね?三好くんと前田くんには2万円ずつ」

 

魁太郎

「え?だから、1万円返したじゃないですか?」

 

三好

「僕も2万円、返しましたよ」

 

前田

「俺も」

 

ニヤニヤする班長。

そして、信じられない一言が・・・。

 

班長

「いや、だから、利子だよ、利子。タダで貸したと思ってんか?かぁ〜!だから、君らは、あまちゃんやって、ゆーとるんや。初対面の君らになんで、タダで貸すと思ってんの?どこから、そういう発想が出てくるんやろ?大人をなめんなや」

 

呆然とする俺たち。

利子?

え?

聞いてないけど・・・。

 

魁太郎

「利子って、聞いてないですけど・・・」

 

班長

「そうやなぁ、ワシも言ってないなぁ。でも、君ら、聞いてこなかったやろ?それが甘いっていうとるんや」

 

三好

「いくら払えば・・・?」

 

班長

「そうやな、カイジくんは1万円だから1000円。三好クンと前田クンは、2万円やから2000円やわ。特別に安うしときますわ」

 

班長は、そう言い放ち、俺から1000円、三好と前だから2000円ずつを強引に徴収したのだった。

 

班長

「ほな、サイナラ。また、交通量調査で会う時はよろしゅう頼んますわ。ほなね」

 

俺の手元に残った金は、4000円。

三好と前田は3000円。

本来、25,000円のアルバイト代だったはずだ。

ありえない。

20時間、寝ずに働いて、この結果。

ただ、ただ、情けなく、涙も出やしなかった。

俺たちは、班長の口車に乗せられたとはいえ、自らが選択した結果である。

全ては自己責任。

全て、おのれの身から出たサビ。

俺は、4000円を握りしめ、電車に乗り、家路に着いたのであった。

 

以上が、俺が20数年前に、経験した交通量調査での出来事だ。

これから交通量調査のバイトをする若者たちは、近くにパチンコ屋があっても、休憩時間に絶対に行かないようにしてもらいたい。

俺を反面教師にしてくれ。

俺が東京でバイトした中で、これが一番ヒドイ話だな (^_^;)

 

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教訓

  1. アルバイト中にパチンコはしないこと
  2. 秋口は上着を持っていくこと
  3. なるべく、人からお金を借りないこと

 

次回のバイト体験談は、「BARのカウンターに座る常連たち」を寄稿する。

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