sakigake news

69年後に消滅するであろう、秋田県の中の人が書くブログです。

人材探し。理想は、20代後半から30代前半の営業経験者なんだけど・・・

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「俺たちは、サブスクじゃねーんだよ!」

 

C課長の愚痴がドアの向こうから聞こえる。

取引先との打ち合わせから帰ってきた俺は、ドアを開けられずにいた。

どうやら、C課長は、俺を含め社長と経営幹部たちに対して、自分たちを「サブスク=定額使い放題」かのように、毎日サービス残業させている、と言っている。

俺は、ドアを開けることができない。

C課長がこんなに荒れていては、今日のブログを社内で書くことはできない。

しょうがないから、俺は秋田駅・ALVEのきらめき広場で書くことにした。

 

それにしても、C課長は売上も上がらないのに愚痴ばかりだ。

労働組合の代表みたいな人間だ。

少しは、D課長を見習ってほしい。

そもそも論として、サービス残業うんぬんではなく、売上を上げることができないお前が悪いのだが・・・。

そこを理解できていないようだ。

非常に残念な人物である。

俺は、会社の仕事は仕事として、ちゃんとこなしている。

そして、社内の人間には内緒で、このブログとアフィリエイトの勉強をしているわけだ。

お前とは、レベルが100段以上、違う。

C課長よ、一生そうやって愚痴を言い続けろ。

俺は、お前らを置いていく。

俺は、お前らを助けない。

 

 

いや、十分に手を差し伸べたはずだ。

しかし、お前らは気づかない。

気づこうともしない。

愚痴を言うのが、そんなに楽しいか。

お前たちは、何かを改善してみたのか?

改善する努力をしてみたのか?

やってもできなかったのか?

それとも、それすら、やる気がないのか?

俺の手には負えない。

俺は、お前たちを残して、ALVEのきらめき広場に行くよ。

きらめき広場で、学生たちに入り混じって、ブログの記事を更新するよ。

お前たちは、ブログを馬鹿にしていたよな。

俺がアフィリエイトの概念を説明したときも、信用しなかったよな。

俺が「会社の事業をWEBにシフトしよう」ってお前らに説明したのは、お前らが変わって欲しかったし、何よりも時代遅れの、この会社が変わって欲しかったからなんだよ。

 

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B女史

「胡散臭いですよ、部門長。ちゃんと仕事してくださいよ。もういいですから、これからWEBの時代だって、耳にタコができちゃいますよ。私、仕事あるんで」

 

B女史よ、お前にも関わってくる話なんだぞ。

お前の事務作業など、必要がない世の中になるんだぞ。

俺は、お前たちの将来が不安だから、教えてやったんだぞ。

なぜ、聞く耳を持たない?

なぜ、理解しようとしないのだ?

お前たちは、なぜ、なぜ、なぜ、時代が変わっていくことを理解できないんだ?

 

もう、俺は疲れた。

悪いが、俺は一人で先に行ってる。

本当に悪いが、俺は、先に行くよ。

もしも、気が変わったら、連絡をくれ。

もしも、時代の変化に少しでも気づいたなら、連絡をくれ。

 

 

午後4時過ぎのALVE。

高校生や大学生たちが、勉強したり、他愛もない会話をしている。

俺も学生時代に戻れたらなぁ。

就職なんてしないで、アフィリエイトで生計立てていただろうなぁ。

若い奴らが羨ましいぜ。

時間は戻らないよな。

さて、俺は、今日のブログでも書こう。

その時、スマホに着信アリ。

社長だった。

 

「はい、魁です」

 

社長

「魁クン、人材の件、どうなった?」

 

「申し訳ありません。まだ、我が社に適正な人物に出会えていません」

 

社長

「こないだ、面接していたじゃないか。彼はダメだったか?」

 

「残念ながら、当社にはふさわしい人物ではありませんでした」

 

社長

「この時代、営業職に応募してくる人間なんて、そんなに多くないぞ。選んでる暇はない。君が育ててくれれば、それでいいんだ。人を選ぶよりも、君自身を磨きたまえ」

 

俺は、頭にきた。

俺は、俺の手間がかからない人材を探しているんだ。

俺の仕事を増やさないでくれ。

人を育てることほど、大変なことはない。

自分を育てることは容易だ。

でも、他人を育てるってのは、めちゃくちゃ大変だ。

相手の目線にレベルを落として、伝えなくちゃ、伝わらない。

したくない共感も、たまにはしながら、褒めて育てないと、最近の若い奴らは、すぐに辞めていく。

 

「おお、いいね、いいね。その調子」

 

なんて、合いの手を入れながら、上手にやらないと、ゆとり世代のクソどもは、育たない。

どうせ、そいつら、全部辞めるんだから、無駄なんだよ。

だからこそ、手のかからないヤツを俺は探している。

 

「社長、引き続き、人材を探します。今しばらくお待ちください」

 

社長

「頼むぞ。君には期待している。それじゃ」

 

クソ!

俺に期待なんかしてるんじゃねぇ!

俺は今、WordPressの設定で忙しいんだよ!

俺はこれからガチアフィに挑戦するんだよ。

会社の仕事は後回しにしてるんだよ。

ふざけんじゃねぇ。

絶対、脱サラしてやるからな、クソ社長!

 

あー、社長も従業員も腹が立つ。

俺以外のステークホルダーに腹が立つ。

なんで、会社ってこんなに面倒くさいんだ?

マジで、コツコツ、アフィしてる方がノンストレスだな。

誰にも気を使わなくて済む。

そりゃ、ASPに気を使わなくちゃいけないけど、むしろASP担当者の方が気を使ってくれるもんな。

会社じゃ、部下たちに気を使い、社長に気を使い、得意先に気を使う。

ストレスだらけだ。

秋田の人口は減り続ける。

人手不足は加速している。

給料は上がらない。

考えれば考えるほど、くだらない。

会社に時間を費やすことほど、くだらないものはない。

俺は、日頃のストレスを「はてなブログ」で吐き出している。

なるべく、毒舌すぎないように、気を使いながら書いているけど、毒舌多いかな(^_^;)

そんなこんなで、俺はWordPressのサーバーインストール作業をしていた。

 

 

午後4時30分。

転職エージェントから着信アリ。

 

転職エージェント

「魁さん、これから会えますか?急ですみませんが、一度会っていただきたい人材がおりまして。どうでしょう?」

 

「いいですよ。私も電話しようと思ってたところなんです。どちらに伺えばいいですか?」

 

転職エージェント

「そうですね、人目のつかないところがいいですね。駅前のカラオケ店の個室でどうでしょうか?」

 

「はい、今ALVEなので、すぐ行けます。それじゃ、向かいますね」

  

 

俺は、このカラオケ店に、数年前まで、毎晩のように通っていた。

 週3ぐらいのペースでベロンベロンで歌いまくっていた。

そう、今、あなたが聴いている米米の「shake hip !」を歌いまくってた。

接待の最後は、カラオケかスナックでカラオケだった。

今、俺は、接待を徹底的に断捨離している。

同僚との飲みも極力断っている。

価値のない人間たちと付き合っている暇がないからだ。

そりゃ、飲んでりゃ楽しいよ。

歌って騒いで、キャバクラ行って、スナック行って、楽しいよ。

でもね、くだらないのよ。

もう、そういうコミュニケーションは俺には不要。

面白くなくなっちゃった。

それが楽しい人は、それで楽しんで良いと思う。

とにかく、俺は、飽きた。

秋田だけに飽きた。(・_・;)

 

俺は、店の中で待つことにした。

この時間のカラオケ店はガラ空きだ。

俺は、日中、ここで仕事をしていることもある。

誰にも邪魔されず、一人の時間が持てるから、最高だ。

 

待つこと10分、転職エージェントと一人の中年男性がやってきた。

 

転職エージェント

「おまたせしました。さ、個室に行きましょう」

 

「あれ?ハナシが違いますね。ウチが希望しているのは、20代後半から30代前半の経験者でしたよね?」

 

転職エージェント

「それ、本気で言ってます?今の秋田県内じゃ、そんなに良い人材、いるわけないじゃないですか。魁さんだって、おわかりでしょう?」

 

「いや、そりゃわかってるけど、そこをなんとかするのが、おたくの仕事でしょ?大変失礼だが、僕よりも年上に見える、この方を紹介されても、時間の無駄です」

 

あー、今日は散々だ。

部下は部下で荒れてるし。

社長にも腹立つし。

人材を依頼していた転職エージェントもクソだ。

くだらねー。くだらねー。くだらねー。

とっとと家帰って、WordPress構築すっか。

脱サラ、ドロンだ!バカヤロウ!

 

転職エージェント

「まあ、そうおっしゃらずに、お話だけでも聞いてくださいよ。年齢はいってますが、経歴はすごいんですよ、この方は」

 

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https://www.oricon.co.jp/news/2129040/photo/13/

 

中年男性

「はじめまして。阿部サダヲと言います。私は先月まで、東京の某大手企業◯◯で営業管理部門のマネージャーとして働いていました。定年まで、働くつもりでしたが、両親が高齢となり、秋田にUターンしてきました。御社のことは、転職エージェントさんから、よく聞いています。御社の企業理念に胸を打たれ、このたび希望させていただきました。どうぞ、よろしくおねがいいたします」

 

大体、このパターンだ。

両親が高齢だから、両親が病気になったから、そういうパターンでUターンしてくる人が多い。

むしろ、それ以外の理由で秋田に返ってくる人間などいない。

給与が圧倒的に下がるから。

履歴書を見る限り、大手企業一本で働き、営業マネージャーまで昇りつめたようだ。

真面目な人だとお見受けする。

でも、年齢が50歳。

見た目は俺よりも若いけど・・・。

この歳で、俺の部下になるというのか?

扱いづらいだろうなぁ。

営業マネージャーやってきた人間が一兵卒として、働けるのか?

ま、古いタイプの人間だろうから、ウチの会社にはあってるかもなぁ・・・。

 

ん?

 

そうだ!

 

俺がこの人を上手に育て上げて、俺がこの会社をやめた後に、部門長を任せればいいのか!

経験値から言えば、俺よりも遥かに、レベルが高いはず。

俺がスムーズに辞めるためには、この人を利用すればいいんだ。

この人だって、それが本望だろう。

今まで営業マネージャーをやっていた人間が、一兵卒なんてやりたくないはずだ。

俺は会社を辞めたい。

渡りに船じゃねえか!

俺の脱サラ魂に火が着いた。

そうとなれば、俺の決断は早い。

 

「なるほどですねぇ、素晴らしい経歴だ。あの大手企業で営業マネージャーを務められたのですね。我が社には、うってつけの人材かもしれませんね。ちなみに、座右の銘はなんですか?」

 

座右の銘を聞けば、人間性がわかる。

馬鹿は、馬鹿なりの座右の銘を持ってるし。

適当な人間は、適当な座右の銘を喋る。

それなりの企業で営業マネージャーをやっていた人間だ。

それなりの座右の銘を持っているはず。

さあ、何をチョイスする?

 

阿部サダヲ

「私は、松下幸之助を尊敬しています。その中でも、今、50歳の私が、松下幸之助の名言をひとつ上げるとすれば・・・」

 

志を立てるのに、老いも若きもない。

そして志あるところ、老いも若きも道は必ず開けるのである。

 


道をひらく

 

おお!

素晴らしいチョイスじゃないか!

ウチの社長、喜ぶよ😆

その言葉、俺も結構、好きよ。

イイね❗イイね❗

 俺の中では、合格よ!

 

「素晴らしいですね!さすが、大企業で働いてきた人生の大ベテランだ!僕は阿部さんと一緒に仕事がしてみたいなぁ。ぜひ、ウチの社長と面接してください」

 

転職エージェントは、満面の笑み。

これで、年収の30%の利益確定だぁ!フガァー!って顔をしてる。

阿部の年収は、たぶん、月収30万切るぐらいの設定になるだろう。

仮に30万だとして、ボーナスを合わせると、MAX450万ってところか。

その30%だから、130万くらいが、転職エージェントの売上になる。

そりゃ、フガァーって顔つきになるわな。(^_^;)

いつも思うけど、転職エージェントって、良い商売だよなぁ。

俺も、転職エージェントになろうかなぁ。

他人の人生を背負うってのが、ちょっとプレッシャーかかるけど。

人を横流しにする仕事って楽でいいよな。

たぶん、俺、向いてる。

 

転職エージェント

「そうですか!では、社長様のご都合で面接の調整をお願いいたします」

 

「承知しました。また、追って、連絡いたします」

 

時刻は午後6時を過ぎていた。

今日は、散々だったけど、最終的には、良さげな感じで終わった。

俺の気分は、少し上がっていた。

ここは、カラオケ店。

転職エージェントと阿部サダヲが帰ろうとしたその時、俺は声をかけた。

 

「良かったら、歌っていきません?就業時間、過ぎてるし、もう直帰するので」

 

転職エージェント

「良いですねぇ。歌っちゃいましょ!ね、阿部さん」

 

阿部サダヲ

「大丈夫ですか?魁さんが問題ないなら、ぜひお付き合いさせていただきます」

 

「じゃ、阿部さん、一曲目、歌っちゃってください」

 

 

 

今日の記事は、以下の記事の続きです。