ネットの世界では匿名での誹謗中傷が後をたちません。
Facebookでは、実名でやりあっている人たちもいますが、一般の人は、なかなか実名で戦うことはしないでしょう。
私は、このブログを匿名でやっています。
理由は、実名でやってしまうと、本音が書きづらいからです。
書きづらいというより、書けません。
私は秋田に住んでいますが、秋田のような田舎では、なかなか思ったことも素直に言えません。
そうなると、ブログなんてものは、なんの面白みもない内容になってしまうんです。
匿名には、弊害もあります。
それは、自分が匿名だから身バレしないという安全地帯を盾にした誹謗中傷です。
自分の名前がバレないからといって、気に入らない相手に対し誹謗中傷する。
これが匿名制の最大の弊害だと思います。
そんなことをするのは、小学生レベルかもしれませんが、立派な肩書をもった大人がやってるからびっくりします。
誹謗中傷まではいかなくても、昨今は芸能人が不祥事を起こしたことによる叩きがすごいです。
やったことは悪いことだから、叩かれて当然かもしれません、しかしやりすぎ感が否めません。
もしも、自分がその立場だったら、ということを考えてることが大事ではないでしょうか。
犯罪者になるか、ならないかは時に紙一重だったりもするはずです。
ネットで度を超えた誹謗中傷が増えてきたことにより、自分の発言に責任を持つためにも、実名制にした方がいいという論調もあります。
では、もしも法律でネットの世界では実名でなければいけない、という実名制度が導入されたらどうなるでしょうか?
さらに、罰則として匿名で投稿やコメントをしたものは3年以下の懲役。
誹謗中傷したものは、10年以下の懲役。
ちょっと飛躍しすぎている罰則ですが、仮に実名制が導入されたとしたら・・・。
たとえ、罰則がないとしても、誰も何も書けない社会。
何もモノを言えない社会になってしまうのではないでしょうか。
それは、権力のあるものたちに何も言えない世界です。
これほど、怖いものはありません。
実名制にすれば、誹謗中傷はなくなるでしょう。
そのかわり、何も言えない社会が形成されていく。
匿名制では、誹謗中傷はあるけれども、自由な意見や主張が発信できる。
日本はどちらに向かっていくのでしょうか?
現在の日本は、どちらのベクトルを歩いているのでしょうか?
ある程度の規制は必要かもしれないけど、表現や主張の場に閉塞感を感じさせない日本であってほしい。
僕は、そう思います。