
平成で一番大きな出来事は一体なんだったのだろう?
筆者は、平成で一番大きな出来事はインターネットが広く普及したことだと思う。
今の世の中では、インターネットに触れない生活をしている人はどれだけいるだろうか?
どんなにパソコン音痴な人でもスマホは使うだろう。
目次
平成初期、初めて買ったパソコンはMSX2
昭和生まれの筆者は、子どもの頃からパソコンが好きだった。
一番最初に手にしたパソコンはアスキー商標のMSXという種類のパソコン。
平成初期、筆者はMSX2のPanasonicのFS-A1Fを購入した。
はてなブログのブロガーは技術系の人が多いので知ってる人、いるかな?
筆者は、パソコンがあれば、いろんなゲームが作れる、そんな風に思っていた。
MSXは、BASIC(ベーシック)というプログラミング言語を使う。
その当時は、インターネットは普及していない。
パソコン通信という言葉があったぐらい。
携帯電話も存在していない。
車に取り付ける自動車専用の携帯電話はあった。
インターネットが無い時代の調べる手段は?
当たり前だが、自分が何か情報を得たければ、調べるしかない。
当時の「調べる」手段は、
- 誰かに直接会って聞く
- 誰かに電話して聞く
- 本屋で本を探して調べる
- 図書館で本を探して調べる
携帯電話もインターネットも存在していない。
何かを知るためには人か、本からのみ。
当時、筆者の身近には、MSXで使うBASICというプログラミング言語のことを知ってる人はいなかった。
筆者は、本屋に行き、BASICの本を探した。
難解な本しか見つからなかった。
それでも、探した。
ゲームセンターあらしのBASIC解説本から学ぶ
そして見つけたのは、ゲームセンター嵐が教えてくれる漫画形式のBASICの解説本。
今、Amazonでその本を探したが見つからなかった。
というか、ゲームセンター嵐って知ってる人どれだけいるんだろ?
ざっくり言うと、主人公の嵐が当時のゲームセンターのゲームをやる漫画。
マンガ形式でBASICを解説しているので分かりやすい。
現代では、解説本とか自己啓発本とかあらゆるジャンルの本が漫画形式であるが、当時は漫画形式の本はかなり珍しかった。
筆者は、ゲームセンター嵐のBASIC解説本を読んで多少の知識を手に入れた。
MSXにBASICを打ち込み、計算をしてみたり、音楽を鳴らしてみたりして、感動していた。
プログラム実行、つまり命令すれば動くことに感動していた。
月刊雑誌「MSXFAN」でゲームを作る
そして、パソコン雑誌「MSXファン」を毎月購入することに。
この雑誌にはいろんなゲームを作るためのBASICプログラムが掲載されていた。
読者がBASICで作ったゲームのプログラミングソースが毎月掲載されていた。
いろんなと言っても、単純な簡単なゲームだけど。
そのプログラムをMSXに打ち込めば、そのゲームが完成しゲームが出来る。
単純に書いてあるとおり、打ち込むだけ。 コピペはできない。
手打ちしかできない。 半日かけて手打ちする。 エラーメッセージが出る。 手打ちしたプログラムを確認すると、わずかながらのスペルミスがあったりする。
その僅かでのミスでもパソコンは動いてくれない。
それは、現代のプログラミングでも同じことなのかな?
※筆者は、プログラミングに関してBASIC止まりの人間なので、それ以降のプログラミング言語については、詳しくない。
とにかく、誰かが作ってくれたゲームのプログラミング言語を打ちまくって、ゲームを楽しんでいた。
もちろん、当時はファミコンもやってたけど。
その雑誌には、ファミコンレベルのゲームは無い。
単純で簡単なゲームしか無い。
覚えているのは、「かっとばせ、中畑清」というタイトルのゲーム。
ピッチャーがボールを投げてバッターが打つ。
ヒットかホームランかアウトしかないゲーム。
BASICを打ち込んでゲームが出来た瞬間は感動していた。
なぜかというと、プログラミングを打ち込んでゲームを完成させないと、どんなゲームかわからないから。
現代みたいにユーチューブに実況動画とかないから。
インターネット元年は、Windows95が発売された1995年。
1995年(平成7年)、Windows95が発売。
次に買ったパソコンは、NECのPC8801。
街の電気屋さんにインターネットをつなげてもらった。
当時は、エービーロードとかいう掲示板でチャットしていた。
東風荘というインターネット麻雀をハマった。
※東風荘は昨年、閉鎖されていた。
それにしても、通信費の請求書が50000円を超えたのにはビビった。
当時の通信量は高かった。
そのうちテレホーダイという、毎月定額料金で23時〜早朝8時まで指定した2つの電話番号が電話し放題というサービスが出来た。
だから、夜のインターネットは重かった。
みんな集中するから。
当時のインターネットはとにかくよく落ちた。
パソコン自体のフリーズもしょっちゅうなのだが、インターネット回線が落ちるのもしょっちゅう。
そのあと、東京でアパート暮らしを始めた。
買ったパソコンはMAC。
秋葉原で33.6kbpsのモデムを買って、自分で取り付けた。
これが、むちゃくちゃ難しかった。 丸3日かかった記憶がある。 当時の雑誌、Mac Fanを見ながら、通信環境をセッティングするのだが、本当に難しい。
つないでOKてはなく、ソフトの設定もあるし、プロバイダーの設定もあるし、とにかく現代とは比較にならないくらい難しかった。 とにもかくにも、こうやってインターネットは普及していった。
わずか30年の間にインターネットは急速な進化を遂げた。
やがて、携帯電話にiモードが出来て、スマホでインターネットが出来るようになる。
現代は、インターネットが身近になって、ほとんどのことが知ることが出来るようになった。
挙げたらきりがないが、ゲームでもSNSでも買い物でも、いろんなことが誰でも出来る世の中になった。
ブロガーやユーチューバーも生まれた。
それこそ、こうやってブログを書いて、自分の意見を気軽に発信できることが気軽に出来るのはすごいことだと思う。
インターネットによって、仕事も日常生活も大きく変わった。
インターネットの進化のスピードには驚かされる。
この先、インターネットがなくなることはないだろう。
インターネットは、やがて進化して人体に気軽に埋め込まれるのだと思う。
Amazonで買った格安シムみたいなものをを人体に痛みなく埋め込む。
それが当たり前で、それが今のスマホみたいになる世の中が来るような気がする。
仕組みはわからないけど、例えば、必要なときに目からプロジェクターのような光を空中に投射して映像を見るとか。
いろいろあったけど、平成、ありがとう。